「切削油濃度の測定」 アタゴ Atago ポケット切削油濃度計 PAL-101S
※ 販売価格については別途ご相談させていただきます。
ポケット切削油濃度計 PAL-101S
切削油濃度の測定に!
ポケット切削油濃度計 PAL-101Sは、ㅊ切削油の濃度管理用の濃度計です。ㅊ希釈倍率の測定や使用時の濃度管理、 作動油・洗浄液などの水分%の管理に最適です。切削油のほか、離型剤・防錆剤・洗浄液(水系アルカリ系)なども測定可能な温度範囲、材質、機能を備えています。誤って水に落としても「浮く」機能が加わり、現場でのご使用も安心です。
水溶性切削油の日常管理は、 何をすれば良いですか?
水溶性切削油(クーラント)は、 濃度管理がもっとも重要とされています。
使用中の液は時間と共に濃度が変化するため、適切な濃度を維持することが大切です。
また、放置していると、劣化し匂い(悪臭)などのトラブルが発生しやすくなります。腐敗防止のためにも濃度管理を行いましょう。
濃度管理はどうやって行えばよいですか?
水溶性切削油(クーラント)の濃度管理には、一般的に、屈折計(糖度計)が使用されています。
PAL-101Sは、 切削油の濃度管理・希釈倍率の測定にお勧めです。小型サイズで持ち運びができるため、現場での使用に最適です。
工作機械や加工部品が錆びてしまいます。どうすればいいですか?
水溶性切削油の濃度が低すぎる可能性があります。濃度測定を行い、適正濃度にしてください。
作業者の手荒れがひどく困っています。
水溶性切削油の濃度が高すぎる可能性があります。 濃度測定を行い、適正濃度にしてください。
水溶性切削油から悪臭がします。
油剤が腐敗(劣化)している可能性があります。 濃度管理を徹底してください。
また、 微生物の増殖は、 油剤を腐敗さ せ加工不良を生じさせるなどトラブルに繋がります。
微生物の増殖は、 弱酸性から弱アルカリ性のと きに起きやすく腐敗が進むと pH が低下するた め管理の指標になります。
pH管理も合わせて行いましょう。
腐敗しやすく、液の交換頻度が高くて困っています。
適切な濃度を維持することで腐敗の進行を遅らせる効果があります。
泡立ちが激しく困っています。
泡抑制特性に優れた切削液や泡抑制剤もありますが、まずは濃度が適正であるか確認してください。濃度が高すぎる可能性があります。
梅雨や夏場の特に雑菌が繁殖しやすい季節は、作業者の健康等に影響が出ないか心配です。
微生物の増殖を抑制するには、濃度管理を行い、適切なpHを維持する事が不可欠です。
腐敗させてしまうと、 全交換を余儀なくされコストがかかってしまいます。
腐敗防止に努めましょう。
作業者が変わってから原液の消費量が増えました。どうしたら良いですか?
作業者の経験と勘ではなく、濃度計で数値管理することで経費削減できます。
熟練の職人が目分量で希釈しているが、近年、技術や技能を持つ人材が激減して困っている。
濃度計で水溶性切削油の濃度を数値化することで、職人技術を経験の浅い作業者に継承していくことができます。
PAL-101Sの活用方法
1. 新液の作成
初期の希釈において、屈折計を用いることで適切な濃度に希釈されているか確認できます。
適正濃度は油剤の種類や加工条件によって異なりますが、例として、切削加工の適正濃度は5~10%くらいといわれています。
2. 切削加工中
数値化による加工技術や技能の向上
希釈濃度は、油剤メーカー様からも提供されていますが、あくまで使用可能な濃度ですので、ワークの特徴や要求精度を満たす濃度は、作業者が独自で研究しなければなりません。
数値による加工技術や技能の向上が促進されます。
切削条件に合わせた油剤濃度の選定
荒化工を低濃度で行い、仕上がげ加工を高濃度で行うことで、原液使用料を月間数千円分削減した事例が報告されています。
これらは、屈折計を使用すうることで実現可能ですが、多くの場合、加工者の勘に頼り失敗しています。
濾過槽の働くの確認
タンク、浄化槽、噴射口の3か所の濃度を測定することで、作動油などの混入の影響や、浄化、湯醤油の除去効果など濾過槽の働きを確認することもできます。
腐敗予防
適切な濃度管理を行うことは、油剤の腐敗の進行を遅らせる効果があり経費削減につながります。
また、腐敗防止は、多量の廃油のがっせいを防ぐため、環境への配慮にもつながります。
3. 補充
適切な補充
使用中の液は、時間とともに水分の蒸発及び工作機械や加工部品への付着などにより濃度が変化します。
これを初期の希釈濃度になるように補充するときに屈折計で濃度管理します。
濃度が高すぎる場合に最も懸念されるのが肌荒れです。反対に濃度が低すぎる場合は、機械を錆びさせる可能性があります。
簡便な補充
撹拌性が良い切削油に限りますが、屈折計を使えば、バブリング中に水と現役をタンクに直接入れて濃度測定をしながら調合することも可能です。
仕様
型式 | PAL-101S |
Cat.No. | 4501 |
測定範囲 | 切削油濃度:0.0~70.0% |
分解能 | 切削油濃度:0.1% |
測定精度 | ±0.2% |
温度補正範囲 | 10~100℃ |
共通仕様
サンプル量 | 2~3滴 |
測定時間 | 約3秒 |
電源 | 単4アルカリ乾電池 × 2 |
電池寿命 | 約11,000回測定(アルカリ乾電池使用時。PAL-Sのみ約1,500回) |
防水保護等級 | JIS-C0920 5級防噴流形 IEC規格529 IP65 |
寸法・重量 | 5.5 × 3.1 × 10.9cm 100g(本体のみ) |
ご購入に関して
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