[加熱乾燥方式] KETT ケット 微量水分計 FM-300S
微量水分計 FM-300S
※販売価格については別途ご相談させていただきます。
製品概要
- 加熱乾燥方式を昇華させた微量水分測定モデル
- 最少水分表示0.0002%、質量表示0.01mg
- 試薬や溶液が不要
- 別途窒素ガスボンベとの接続が必要
測定原理
水分測定を行う場合、多くの場合において常圧加熱乾燥法が公定法となっています。
しかし、常圧加熱乾燥法は時間がかかる上、設備も大がかりになります。
また、微量水分域での常圧加熱乾燥法は非常に困難な作業になります。
従来、このような微量水分域の水分測定は、有機溶剤等を使用するカール・フィッシャー滴定法(KF法)などが多く用いられてきましたが、この方法にはいろいろな問題点もありました。
これらの問題点を解決したのが微量水分計FM-300Sです。本器は、公定法である常圧加熱乾燥法に準拠した水分測定装置です。
- 測定方法
外気から遮断した加熱管の中で、試料に赤外線を照射して加熱乾燥させ、発生した水分および水分以外の気化物をキャリアガス(N2)でフィルタ部へ運びます。
そこで水分選択操作を行った後、水分吸着部で水分だけを取り出し、吸着剤の質量変化から水分値を求める方式です。
これはフィルタ併用水分吸着法( Filtered Moisture Adosorption Method)と呼ばれ、加熱乾燥による質量変化で微量水分を測定する方法では現在最も有効な方法であり、公定法である常圧加熱乾燥法に準拠した方法です。
- 水分選択操作
加熱乾燥により発生する物質は水分だけではなく、有機物等(水分以外の気化物等)も同時に発生します。
その発生した気化物等を取り除く操作を水分選択操作と呼んでいます。
これは加熱乾燥後、一度活性炭の中を通して行います。
その後水分だけを取り出すために、水分吸着剤の中を通し、最終水分量を算出します。
特長
任意質量10mg〜5g(最大5g)サンプリング方式で、簡単に測定ができます。
20カ所の測定条件登録エリアを備えていますので、さまざまな試料の測定条件を登録すること
によって、よりスムーズな測定を行なうことができます。
キャリアガスのガス流量を変えることにより、測定時間の短縮が可能です。
自動停止モードを用意していますので、目的に合った測定精度、または条件で測定を行うことが
できます。
プリンタ(オプション)に接続し、測定途中の乾燥状態や最終測定値等の文字データ、あるいはグ
ラフをプリントアウトすることができます。
データ管理ソフトウエア(オプション)を使用することにより、データの管理や操作等を、パソコン
から行うことができます。
バックライト付大型LCD採用により、表示部が見やすく、測定中でも乾燥曲線を確認することが
できます。
内蔵天秤のキャリブレーションが簡単な操作でできます。
仕様
ご購入に関して
本器は基本的に弊社からユーザー様に直接販売する製品です。 ご検討いただく際には、お電話または 下記のお問合せフォームよりお気軽にお問合せください。 外出等でお電話に出られない場合がございます。 その際は後ほど、折り返し連絡をさせていただきますのでご了承ください。 KCEE株式会社の直営のネットショップはこちらへ