ガスボリューム・エアコンテント測定装置 GVA-700
[京都電子工業] ガスボリューム・エアコンテント測定装置 GVA-700
※ 販売価格については別途ご相談させていただきます。
炭酸飲料水等の容器詰め工程の品質管理に必要なガスボリューム/ガス内圧とエアコンテント及び酸素濃度、缶内圧力を自動測定する装置です。
特長
- ・メンテナンス性の向上
正面カバーを外すことで送液部電磁弁・フィルタのメンテナンスが可能です。
- ・小型化・省スペース化
横幅495×奥行555×高さ570mmと小型化(従来機 横幅670×奥行505×高さ680mm)回転部カバー開閉をスライド式に変更することで、設置スペース確保の容易に
- ・吸収筒が可視
吸収筒の状態を目視で確認可能
- ・ソフト仕様改良
20個のメソッドに対応・100個の測定結果履歴を保存可能
- ・USB使用可能
USBを使用しメソッドの読込みや、測定結果の保存が可能
- 試料容器を試料台にセットするだけで、以降の開栓、スニフト、連続回転によるかくはん、 試料ガスの吸収筒への導入と吸収筒のかくはん等の動作を、すべて自動で行います。
- 試料容器を連続回転させることにより発生する気体の平衡圧力と資料温度を測定しCPUにより演算処理を行い、 ガスボリューム/ガス内圧として液晶表示機に表示します。
- 更に試料ガス中の炭酸ガスをアルカリ水溶液に吸収させ、 吸収後の残留気体量と酸素濃度の測定結果からエアコンテントをCPUにより演算し、 演算結果を液晶表示機に表示します。
- 測定結果についてはRS232Cポートからプリンタを接続し、印字記録することや、 USBポートから100件の測定結果をUSBメモリへデータの保存も可能です。
- 全自動測定で測定値に個人差がでない
- 重労働やアルカリ溶液等の危険から解放される
- いたずら防止キャップ (二重構造蓋)対応
- 500mLペットボトル軽量容器対応
用途
<飲料水業界・酒造業界>
清涼飲料水などの容器詰め工程の管理に必要なガスボリューム/ガス内圧とエアコンテント及び酸素濃度、缶内圧力を自動測定可能
測定項目 | 対象製品 |
---|---|
ガスボリューム/ガス内圧(炭酸ガス量) | 炭酸飲料 (PETボトル、缶、びん) |
エアコンテント(空気含有量) ※酸素濃度測定機能付(オプション) | 炭酸飲料 (PETボトル、缶、びん) |
缶内圧力 | 炭酸飲料/非炭酸飲料 (PETボトル、缶、びん) |
以下のものについては測定不可能です。
・コルク栓を使用している試料容器
・特殊形状の試料容器
対応規格一覧(飲料業界)
管理項目 測定項目 |
ガスボリューム (ガス内圧力) |
エアコンテント | ガスボリューム +エアコンテント (同時測定) |
酸素濃度 オプション ※1 |
缶内圧力 |
---|---|---|---|---|---|
炭酸飲料水 | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
果汁炭酸飲料水 | △ | △ | △ | △ | △ |
果汁飲料水 | - | - | - | - | △ |
コーヒー | - | - | - | - | ◎ |
◎:測定可能 △:試料によって測定可能 -:管理対象外
※1:測定気体量が8mL以上の時、酸素濃度測定を行う
仕様
製品名 | ガスボリューム・エアコンテント測定装置 |
型式 | GVA-700 |
測定対象 | 1)炭酸飲料のガスボリューム/ガス内圧 |
2)炭酸飲料のガスボリューム/ガス内圧、及びエアコンテント及び酸素濃度 | |
3)非炭酸飲料の缶内圧力 | |
測定範囲 | 圧力:55~10cmHg及び9.8kPa~0.490MPa(0.1~5.0kgf/cm2G) |
温度:0~50℃ | |
残留気体量:0~30mL(アルカリ水溶液吸収後の残留気体量) | |
酸素濃度:0~21%(残留気体量が8mL以下の場合、測定不可) | |
測定精度 | 圧力:±0.001MPa(±0.01kgf/cm2G) |
温度:±0.05℃ | |
残留気体量:測定値に対して± 2 %( 5 mL以上30 mL以下の場合)/測定値に対して± 0.1 mL( 0 mL以上5 mL以内の場合) | |
酸素濃度:±0.2% | |
校正 | <ガスボリューム部> |
圧力センサ-ゼロ:校正用圧力計0.000MPa (0.00Kgf/cm2) | |
圧力センサ-スパン:校正用圧力計0.490MPa (5.00Kgf/cm2) | |
温度センサ:標準温度計、純水 | |
<エアコンテント測定部> | |
圧力センサ-ゼロ:校正用圧力計0.000MPa (0.00Kgf/cm2) | |
圧力センサ-スパン:校正用圧力計0.098MPa (1.00Kgf/cm2) | |
<酸素測定部> | |
酸素センサ:前処理時、自動校正(手動校正も可能) | |
温度センサ:室温 | |
測定時間 | ガスボリューム/ガス内圧測定のみの場合:1試料約90秒 |
エアコンテント・酸素濃度の測定を含む場合:1試料6~16分 | |
試料容器サイズ | ~2.0LPETボトル(190mL缶、各種PET容器) |
最大容器:φ110mm×高さ320mm | |
1)軽量容器(500mLペットボトル専用)対応 | |
2)いたずら防止キャップ (二重構造蓋)対応 | |
表示機能 | 16桁×1行液晶表示器(バックライト付) |
計算機能 | <ガスボリューム> |
試料容器内の平衡圧力、試料温度からガスボリューム/ガス内圧を演算 | |
2種類の清涼飲料用※1とビール用※2を切替設定ができます | |
<エアコンテント> | |
アルカリ水溶液に吸収後の残留気体量と酸素濃度よりエアコンテントを演算 | |
外部出力 | <RS-232C 1ch> |
外部プリンタ用又は外部コンピュータ用 | |
1)適合プリンタ | |
IDP-100、DP-600 | |
2)測定結果印字 | |
年月日、測定モード、試料No.、ガスボリューム(V/V,g/kg)、 | |
ガス内圧(MPa, kgf/cm2G)、圧力(MPa, kgf/cm2G、cmHg)、 | |
温度(℃)、エアコンテント(mL)、酸素濃度(%)、残留気体量(mL) | |
<USB 1ch> | |
メソッド入力、データ保存用 | |
使用環境 | 温度:5~35℃ |
湿度:85%RH以下 | |
電源 | AC100~240V±10% 、50/60Hz |
消費電力 | 約40W |
外形寸法 | 495(W)×555(D)×570(H)mm |
質量 | 約38kg |
※1:社団法人 全国清涼飲料工業会 監修 改訂新版 ソフトドリンクス 表13-2 炭酸ガス吸収係数表に基づく
※2:ASBC Methods of Analysis – Beer-13: Dissolved Carbon Dioxideに基づく
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