生食でのいちごの消費量が世界一だと言われてきた日本では競争は激しく、新しい品種も次々と開発され、常に進化を続けています。

生食でのいちごの消費量が世界一だと言われてきた日本では、競争は激しく、新しい品種も次々と開発され、常に進化を続けています。

 

香港や台湾、シンガポールなどへの輸出量も年々増加しており、日本産いちごの需要は拡大しています。

そういった背景もあり、品質管理や安定供給を目的とする上でpHやECの管理は大切です。

もちろん、pHとECだけを見れば良いというわけではないですが、重要な要素ではないでしょうか。

 

いちご栽培にオススメのpH、EC計は?そもそも適正値ってあるの?

このページではいちごの高設栽培(養液土耕、水耕栽培)や露地栽培おける液肥や土壌のpH・EC測定器、成分分析器、糖度計を紹介しています。

 

いちご栽培で適正なpHやEC値ってあるの?

pH(酸性度) は 成育環境
EC は 肥料濃度
を知る指標として見られます。

 

ですので、土壌や固形培地・養液のpHやECを把握することは、いちごの品質管理や安定供給の面で役立ちます。

 

 

ハンナは測定器のメーカーですが、いちごを含め作物のpHやECに適正値ってあるの?と聞かれることはあります。

しかし「これが適正値です!」と言うのはなかなか難しいです。やはり周辺環境や培地、施肥量、品種などによって条件が異なるためです。とはいえ、目安であったり推奨として言われていることもあります。

 

土壌のpHは5.5~6.5が良い?

いちご栽培において土壌のpHは5.5~6.5ぐらいが適していると言われます。

なぜ、5.5~6.5pHぐらいが適しているの?

土壌のpHは生育環境の指標となるわけですが、栄養素を吸収しやすい環境として5.5~6.5pHぐらいが良いというわけです。

 

作物の生育に必要な栄養素には、作物体内に

約0.1%以上存在する多量要素

0.01%以下の微量要素

があります。

 

多量要素には窒素、リン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、硫黄などがあり、微量要素にはマンガン、鉄、銅、ほう素、亜鉛、モリブデンなどがあります。

いずれも作物の生育には必要不可欠な栄養素です。

 

しかし、これらの栄養素は土壌のpHによって溶解度(溶けやすさ)が変化します。

多くはpHが高くなる(中性からアルカリ性側)とその溶解度が低下し、作物の栄養不足を引き起こす原因となります。

 

中でも微量要素は弱酸性で溶解度が高くなります。そのため、土壌のpHは5.5~6.5ぐらいが良いと言われます。
以下は、主な栄養素におけるpHと溶解度の大きさを示したものです。

 

 

ちなみに、ハンナのお客様でも年々、それぞれの栄養素を調べたい方が増えていると感じています。

ご興味ある方は、この後ご紹介する「栄養素の成分分析器」をご覧ください。

 

 

水耕栽培の液肥のECは・・・

養液土耕や水耕栽培などの高設栽培において、ECの適正値を一概には言うことは難しいです。

生育段階に応じて0.5~1.2ぐらいという数値を目にすることもありますが、実際には液肥タンクの量、給液と排液のECの差、成育状況などその時の状況/条件によってEC管理も異なります。

 

 

いちご栽培で活躍している測定器とは?

土壌や養液土耕(ヤシガラ培地など)、液肥タンクの管理で実際に使用されているハンナの測定器をご紹介しましょう。

水耕栽培のpH&EC計 HI 9814D

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